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三輪素麺
こだわり抜いた原料の「小麦」「塩」「水」「綿実油」のみで作る三輪素麺。
素麺発祥の奈良の地で、吉野の清冷な水、そして寒冷な気候が最高の素麺を生み出します。塩分が少なく、「コシ」が強い、質のよい素麺は、寒冷な気候でなければ製造できず、吉野の清冷な水は、麺を研ぎ澄ませ最高の素麺に仕上げます。
熟練の素麺師にしか作れない極細の素麺を作る技術と伝統の手延べ製法で最高の素麺を作ります。 -
吉野葛
吉野の地で素麺作りに携わり、素麺をより美味しくいただくために考案したのが名産の吉野葛を麺に練りこむことでした。
吉野葛が生み出す独特の強いコシとのどごしの良さは、素麺やそばのおいしさをより一層引き出してくれます。 -
手延べふとめん
吉野葛を使った素麺を太くすることでよりコシを強くしました。
素麺のような口当たりと讃岐うどんのようなコシを同時に楽しめる逸品です。 -
手延べそば
従来の手打ち蕎麦と違い、伝統の手延べ製法を取り入れることで、蕎麦ののどごしを追求しました。蕎麦粉、小麦粉に吉野葛を加えることで、少ない「ツナギ」による蕎麦の千切れがなくなり、コシがあり、かつ蕎麦の風味を損なわない蕎麦に仕上げています。
三輪素麺の製造工程
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1.なかだて・こね
当日と翌日の2日間の天候を考慮して、塩水を作り捏ねます。塩水の濃さは天候(気温や湿度)に合わせて変化させます。
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2.いたぎ・油がえし
麺生地を太い紐状に切り分け、綿実油を塗って麺の乾燥と 付着を防ぎます。
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3.ほそめ
麺帯を撚りをかけながら、少しずつ丸いひも状に延ばします。
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4.こなし
丸いひも状の麺をさらに細く伸ばします。
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5.うまし(熟成)
数時間うまし(熟成)を行います。
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6.かけば
2本の棒に細くした麺を撚りをかけながら8の字にかけます。
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7.こびき
ひも状の麺を約60cmまでのばし、室(むろ)と呼ばれる長持のような箱の中に入れます。
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8.うまし(熟成)
室の中で乾燥を防ぎ、翌日までじっくりと熟成させます。
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9.さばき
うましによってしなやかになった麺を、粘着を避けながら、約2mまで伸ばす。
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10.門干し
十分に伸ばした麺を乾燥させます。
※現在は衛生上、室内で乾燥させています。 -
11.結束
三輪素麺の証の鳥居帯で1束50gに結束します。
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12.箱詰め
専用の桐の箱に詰めて出来上がりです。